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Q.傷んだ髪の毛を治 したいのですが?
髪の毛はケラチンというたんぱく質で構成されています。 一般的なたんぱく質は約二十種類のアミノ酸からできていますが、ケラチンはシスチンやグルタミン酸
など十八種類のアミノ酸からできていて、そのアミノ酸が長くつながってポリペプタイド(PPT)という分子を作り、お互いに横にもつながってケラチンとなります。損傷毛の修復にはポリペプタイドを補充すればいいわけです。 昔からたんぱく質が化粧品に使われていますが、たんぱく質そのものは分子量が大きくて、毛髪への吸着効果は少なく、あまり有効ではありませんでした。コラーゲンたんぱく質を酸やアルカリで加水分解(加工)したポリペプタイドは分子量が小
さくして、毛髪に吸着されやすくなります。 正常な毛髪には水分が10~15%含まれていますが、この水分をにがさない(モイスチャー効果)ようにしているのが、ケラチンを構成しているアミノ酸類です。 このアミノ酸が正常ならば毛髪は健康な状態です。しかし、強アルカリ性のパーマやヘアカラー
などによってア ミノ酸の流出や損傷、紫
外線によるたんぱく変性などの
影響を受けると、アミノ酸類が低下し、水分保持力が低下し、乾燥化して、キューティク
ルのヒビ割れ間充分質の流失などの損傷を起こします。PPTは多
孔性毛髪の中に浸
透して、残留し、間充分質として働きます。ポリペプタイド(PPT)は水
分保持力の回復や損傷部の補強などに効果があり、ある程度毛髪の弾力も回復して、弱まった強度も増します。 そこで、損傷毛の修復や損傷予防の目的で、ポ
リペプタイド(PPT)を配合したヘアケア用品を毎回使用すればいいわけです。
現在の美容技術では、ご家庭では毎回必要なケアを一度の施術で より効果的で長期持続させるトリートメントが数多くあります。 |
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